無垢の床材で生活をしてみて
どうも、shimbaです。
我が家の床は無垢材を採用しております。木材の肌触りを感じられる床で生活してみた感想を書いてみたいと思います。
無垢材とは?特徴と魅力
合板や集成材ではなく、使用する形状で丸太から切り出した木材。割れやひびなどが入りやすいが、天然木本来の風合いを持ち、室内の湿度を調整する働きもある。◇「正物(しょうもの)」ともいう。(コトバンクより)
木材を切り出しただけのもので、接着剤等は使っていません。素材そのままの床なので、表面にコーティング等は何もありません。それ故、木材の持つ特性・風合いがとても大きな魅力になります。
私の考えるポイントは4つです。
- 素材感
- 調湿機能
- 経年変化
- 自然素材
素材感
木材の柔らかさや暖かさを直接感じる事ができます。素足で歩いてみると、さらっとしていてとても気持ちの良い肌触りです。様々な種類の木材があり、それぞれが異なった木目で趣があります。木材毎に色合いや固さ等も異なっています。まさに自然美です。
調湿機能
木材は繊維でできているので、水分を吸収したり、吐き出したりする事ができます。例えば、湿度が高い時期は水分を吸収してくれ、逆に乾燥した時には水分を放出します。これによる調湿効果があります。
ただ、吸収できる水分量にも限界はあります。数センチの板ですからね。無垢の床材だから湿度コントロールをしなくて良いのかというとそうではないです。実際に生活した中で感じたのは、そこまでカバーできるほどの調整機能を持っている訳ではなさそう、という事です。
合板フローリングよりは調湿機能があるという認識で良いと思います。
経年変化
素材の価値がどのように決まるのかは結局のところ、それを見た人の主観によって評価されるのであって、正解というものはありません。
ですが、私の価値観として説明をさせて頂きます。
見た目が美しいのは合板床材も一緒ですが、無垢材は時間の経過によって味が出てくるものだと思います。変化を楽しむ事ができます。劣化ではなく変化だ、という事がポイントです。
自然素材
合板フローリングは板同士を貼り付けているので、そこでどうしても接着剤を利用する事になります。無垢ならば張り合わせることなく、一枚板になっています。健康という面でホルムアルデヒドなど化学物質を極力排除したいと考える方にはおすすめです。
デメリット
とはいうものの、デメリットもあります。
- 傷や染みが残りやすい
- 乾燥して床鳴りする
- 乾燥して床材の間に隙間ができる
- オイル塗り(メンテナンス)が手間
上記の理由から、床を気にしながら生活するようになります。こういった点を気にされる方は正直あまり無垢床を選ぶのは向かないと思います。
入居してから私も妻も気を使いながら生活をしていましたが、2ヶ月ほど経ってくると徐々に気持ちが緩くなって来て「まあいいか」と考える事も出てきました。
特に子どもがいるおうちでは注意を払いながら子育てをするのはとても大変でしょう。我が家の娘もこれから歩くようになって遊ぶようになれば、物を落として傷がついたり、飲み物をこぼして染みになったりする事があると思います。
少し考え方が変わってきていて、傷や染みがついたら、それは私達家族がこの家で生活して過ごした足あとだと思うようになりました。そういった気持ちの寛容さを持って過ごすのならば、デメリットを踏まえたうえでとてもよい素材なのだと思います。
我が家の床材は
リビング、ランドリールームにはカバ材を使っております。傷がつきにくいため、硬めの木を使いたかったのです。リビングには若干色をつけておりまして、ペッパー色というらしいです。写真の色です。この色は見学会でとても気に入った色味でした。
そして、2階はオーク材です。木の模様がはっきりしていて、節もわりかし目立つ床です。
ひとつだけ気になるのはオークはカバに比べて、床鳴りがひどい事です。カバは今のところほぼないのですが、オークはわりと気になるほど鳴ります。こればかりは住んでみないと感覚がわからないので仕方ないのです。
ちなみにカバは着色と無着色でも若干違いました。着色しているほうが鳴らないと思います。
やはり住んでいてするするしていて気持ち良いですね。肌に優しい感触でした。時間が経ってまた表面が変わっていく様子を楽しみたいです。
今後の参考に。