【140万円】補助金が入金されました【地域型住宅グリーン化事業】
どうも、しんばです。
先日、140万円の大金が振り込まれました!
これは、地域型住宅グリーン化事業という補助金制度でして、我が家を建てる歳に利用させてもらったものです。
建物の引き渡しから半年程かかりましたが、やっと受け取ることができました。
あまり認知度は無いのかなという印象ですので少し解説してみようと思います。
地域型住宅グリーン化事業とは?
性能の高い住宅を建てた・改修した場合に利用できる補助金制度です。
どんな制度なのか、新築の戸建てであるという条件で説明します。
概要は下記の通りです。公式HPより(http://chiiki-grn.jp/)
本事業は、地域における木造住宅生産体制を強化し、環境負荷の低減を図るため中小住宅生産者等が他の中小住宅生産者や木材、建材流通等の関連事業者とともに連携体制(グループ)を構築して省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・木造建築物の整備及び木造住宅の省エネ改修を促進し、これと併せて行う三世代同居への対応等に対して支援を行うことにより
(1)地域の中小住宅生産者等が供給する住宅に関する消費者の信頼性の向上
(2)関連産業の多い、地域の木造住宅市場の振興による地域経済の活性化
(3)地域の住文化の継承及び街並みの整備
(4)地域の林業・木材産業関連事業者と住宅生産関連事業者との連携構築を通じた、
木材自給率の向上及び森林・林業の再生
(5)住宅の省エネルギー化に向けた技術力の向上
(6)子育てを家族で支え合える三世代同居など複数世帯の同居がしやすい
環境づくりを目指すものです。
これらの観点から、本事業では、上記連携体制による、グループ毎に定められた共通ルールに基づく木造住宅の整備を行うグループを公募によって募り、その取組が良好なものについて国土交通省が採択し、採択されたグループに所属する中小住宅生産者が当該取組内容に基づく木造住宅の建設を行う場合、その費用の一部を予算の範囲内において補助するものです。
うーん、わけがわからんですね笑
とりあえず抑えるべきポイントは以下のとおりです。
- 地域の工務店・建材流通関連会社でグループをつくるよ!
- グループに所属する工務店で木造住宅を建てるよ!
- 建てる家は、省エネや耐久性の高いものだよ!
- グループ単位で国に申請して、補助金の対象に選ばれるよ!
というところですかね。
- 大手住宅会社は×
- 木造住宅しか対象でない
- しかも、性能が高い住宅であること
- 国に採用されなければいけない
という事があるので、誰でも利用できるわけではないのですね。
最後の国に採択されるというのは、ZEH補助金等も同様です。
で、補助金の上限額は?
国土交通省のwebページより
[1]長寿命型(長期優良住宅:木造、新築) :110 万円/戸
[2]高度省エネ型(認定低炭素住宅及び性能向上計画認定住宅:木造、新築) :110 万円/戸
[3]高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅:木造、新築および改修) :140 万円/戸 [4]省エネ改修型(省エネ基準(既存)を満たす住宅:木造、改修) :50 万円/戸 [5]優良建築物型(認定低炭素建築物等一定の良質な建築物:木造、新築) :1万円/㎡
とのことで、枠の種類毎に補助額上限が違うのです。
金額のとおりで、我が家は高度省エネ型の枠の上限140万円をいただきました。
この枠では、性能強化にかかった経費の半分が補助対象額となるので、経費は280万以上かけているという事になりますね。
どんなものが経費に該当するのかざっくり調べてみたところ、下記のとおりでした、
・断熱強化・躯体高性能化の建材(断熱材など)
・冷暖房設備(ルームエアコン、温水式パネルラジエーターなど)
・給湯設備(ヒートポンプ式、ガス式など)
・熱交換型換気設備(ダクト式換気設備・第一種換気など)
・照明設備(LEDが光源であるもの)
・蓄電池
・エネルギー計測装置(HEMS、見える化装置)
これら全部が経費に該当するわけではなく、省エネ性能が基準を超えている場合だそうです。
けっこう守備範囲が広いので、経費280万は余裕ではないかと感じました。
注意点は?
・工務店がグループに入っていないとダメ
工務店によってはグループに入っていない場合もあるので、この補助金を利用を検討する場合は、工務店と契約をする前にどんな補助金が使えるのかを相談してみると良いです。
・国に採択されてもグループ内で枠が貰えないとダメ
このへんは施主側が詳しく知れる部分ではないのですが、担当の方が枠の配分について場合によっては…という言い方をされていました。
・スケジュールの制限がある
グループの応募が国に採択された後でないと着工することができません。そして完成の後の報告(工務店が行う)も期限が決まっています。
つまり、着工〜竣工のスケジュールについては国のスケジュールによって制限されるということです。
我が家の例でいくと、
H30.6(グループが)応募 → H30.7採択 → H30.8 着工 → H31.2竣工 → 工務店の実績報告というスケジュールでした。
おしまい
補助金はいろいろと条件があり、簡単に貰えるものではないので、住宅会社にいろいろと相談してみることをおすすめします。グリーン化だけではなく、ZEHなど他にもあるのでどれがちょうどよいのかを検討してください。
ただし、補助金が貰えるからという理由で住宅会社を選ぶのは本末転倒なので、まずはしっかりとした家を建てられるところを見つける事を優先してください。補助金はそのあと考えるものです。