これから家を建てる人へ (まえがき)

身の回りで、家づくりを考えている人達がいるのでその人達に向けて記事を書こうかなと思っています。

言葉で説明すると長くなったり、頭の中で体系的にまとまってないような気がしているので、ここでうまく伝えたい事が書けると良いと思っています。

といっても私が感じた事の話ので、あくまでも一施主としてという立場です。

これからマイホームを考え始めた人向けに、全何回になるのかわかりませんけれども参考になればと思います。

まえがき(のようなものを少しだけ)

これを読んでいる方はまさにこれから家を建てようと考えている人だと思います。家を建てたい！って思ったきっかけは色々あるとは思うのですが、どんな生活のために家を建てたいですか？

私がそう指摘する理由は、家を建ててそこで生活する事をイメージできるかどうか、という所にあります。家づくりは建てて終わりではなく、その後に住むことになるわけですからどれだけイメージできているかが大事だと思っています。

今後、土地を選んだり、建てる会社を選んだり、建物の仕様を選んだり、と選択する事が山のようにあります。その選択はほぼ100パーセントといっても良いくらいに悩むでしょう。お金との兼ね合いもありますからね。

その判断は結局のところ「新居での生活をどのようにしたいのか」という観点から考慮されるはずです。機能性を重要視するのなら生活の不便を解消したいという意識があると思いますし、意匠性を重要視するのであれば、精神的な心地よさを求めているのでしょう。この価値観のバランスをとっていくのが、選択という行為になっていきます。

家を建てる人というのは単身ではなく家族がいる人だと思っているので、家族で(主に夫婦)でどういう生活をしたいのかを充分に擦り合わせておくことが必要です。

そこでオススメするのが「新居に求める事を整理しておく」事です。

実際に我が家の場合は工務店からそういう旨をまとめるノートみたいなものを渡されて記入しました。夫婦で、話し合いをしながら価値観を深掘りしていく事はすごく楽しかったです。

今は提出してしまって手元にないのでうろ覚えですが、

• 家族それぞれのこれからの人生イベント計画
• 実家の間取り、生活して良かった事、良くなかった事
• 新居でやりたいこと、大切にしたい事
• 新居に求めること

などを書いたと思います。(結構、曖昧に書いてます笑)

こういう家にしたい！というものを3点くらいでまとめると、方向性を持たせられると思います。

ちなみに我が家の場合は 

• 快適
• 心が落ち着く
• 家族の時間がとれる

の3点でした。

家づくりを始める前に家族でこの方向性を決めておくと土地選びや建築会社を決める際の指標になります。様々な情報を仕入れていく中で、もし価値観が変わればその都度柔軟に方向性を変えていけば良いのです。

家づくりのはじまりは見学会でもセミナーでもなく、家族との対話からはじめてみましょう。

家づくりは建てて終わりというシンプルな構造をしていません。それは建てる前からはじまり、打ち合わせや工事があり、そういったプロセス全てを含めて家族の思い出づくりでもあると思います。建売やマンション購入では得られない体験があります。

あなたにとって素敵なお家ができるように祈っております。