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田舎で共働き夫婦が性能・意匠にこだわった健康的なおうちを建てる

家づくりで大事な事「断熱」②

温度を保つ家を建てるなら、断熱が必要不可欠です。気密にはC値という指標がありました。断熱にも値で比較できる指標があります。それは外皮平均熱貫流UAといいます。

建物の外皮面積に対して、建物内部から外へ出て行く熱量の割合を表しています。

簡単にいうと熱の通しやすさを表しているもので、低いほど熱を通しにくい、つまり断熱性能が高いというわけです。

 

C値のようにUA値もこのぐらいを目指そうというものがあります。

 

私の住んでいる地域は割と温暖な地域になります。下図(の区分6地域に該当)を見ると、国のH25年基準だとUA値は0.87以下、ZEH基準だと0.6以下となります。ちなみに国基準は世界レベルでいうと本当にカスレベルなので、民間団体で策定されたHEAT20の基準を目指しましょう。

 

地域区分別、強化外皮基準UA

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(ykkap HPより)

 

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(HEAT20 HPより)

 

HEAT20 G2レベルなら0.46です。理想を言ったら北海道などの地域区分1レベル、0.28を切りたいくらいです。オーバースペックな事はありえないのでなるべく小さくできるようにしましょう。断熱材を厚くすると費用が大きくなるので、予算と相談をしてください。

 

このUA値ですが、建物に使う断熱材とその厚さ、窓の仕様などで決まってきます。断熱する境界の天井(or屋根)、壁、床、窓、ドアなどが影響します。ただし、換気システムによる熱損失は含まれていません。

 

昔はQ値(床面積に対する断熱性能) 、今はUa値(外皮面積に対する断熱性能)を使う事が多いです。Q値は換気も含んで計算したりするので、厳密には同じものではないです。

 

建築会社を探す時に実績のUA値はどれくらいですかと聞いてみるのも手ですね。

 

 

まとめ

・建物の断熱性能の指標としてUA値がある

UA値はなるべく小さくする

・国基準ではなくできればHEAT20 G2レベルを目指そう