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ヒートポンプのお話

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ヒートポンプとは、名の通りヒート(熱)のポンプ。普通のポンプは液体や空気を移動させる装置。ヒートポンプは熱を移動させる事ができるものです。

今回私が伝えたいのは、ヒートポンプはエネルギー効率が半端なく良いという事。とても省エネなシステムであるので冷暖房機器として最適だという話です。

 

よく言われるのは、普通の熱源は1のエネルギーで1の熱しか作り出せないが、ヒートポンプは1のエネルギーで5とか6とかの熱を扱えるというもの。

前者はエネルギーをそのまま熱に変換しているから電気1を使って1の熱になります。後者は、外部(空気など)の熱を集めるために1の電気を使い、1以上の熱を扱う事ができるのです。

詳しい仕組みはwikiへどうぞ。

ヒートポンプ - Wikipedia

簡単に言うと、熱媒体(冷媒)を圧縮したり膨張させたりする事で熱を移動させる事ができるもの。暖房も冷房も原理は同じで、熱の出入りが逆になっただけです。

 

ヒートポンプがよく使われているのは、エアコンです。暖房時は外気から熱を回収して室内で熱を放出する。冷房時は室内で熱を回収して、外気へ放出する。空気と熱媒体の間で熱をやりとりしています。

もう一つよく使われているのが、給湯器エコキュートです。大気から集めた熱を水へ放出して、加熱する事で温水を作ります。これも電気生炊きの電気給湯器(電気ケトルみたいなもの)に比べて、非常に省エネになります。

エアコンとエコキュートは電気を利用した加熱冷却機器としては非常に効率的なものである事がわかります。

 

ヒートポンプは魔法みたいな仕組みですが、もちろんデメリットもあります。

それは加熱速度です。熱を移動させるという仕組み上、どうしても瞬間湯沸し器のようには即座に高温にはできません。エコキュートは夜間の深夜電力を使って一晩かけてゆっくりお湯を作ります。湯切れするとお湯が出てきません。これはそういった理由があるからです。

 

省エネだけを考えたら、空調はエアコン一択だし、給湯器もエコキュート一択ですね。(私はエコワンを採用しましたが)